好意をもたれると好きになるという、返報性の原理を知っていますか?
返報性とは、相手から何かをもらったら、自分も何かを返したくなるという気持ちが生まれることです。この原理を、うまく恋愛に活かす方法をまとめてみました。
返報性の原理ってそもそもどういうこと?
返報性とは、アメリカの社会心理学者である、ロバート・チャルディーニ氏が提唱した心理学用語です。人間の基本的な心理をあらわしています。あなたは、誰かからお土産をもらった時次に旅行に行ったら相手にお返しを買ってこないと、と思ったことはありませんか。このように、相手に何かをしてもらったら、自分もお返しをしようと思う心理が返報性です。
これを恋愛に応用すれば、自分の好意を伝えて、相手にも自分に好意をもってもらうよう誘導することができるのです。
>ロバート・チャルディーニ氏の有名な著書
やみくもに好意を伝えてもダメ
好意を伝えて好意をもってもらうと言っても、やみくもに好意を伝えるのは逆効果です。
例えば、あなたが知らない人から急に好意を伝えられても、困惑してしまいませんか。相手にとってもそれは同じです。好意を伝える前段階をきちんと踏んでおくことが必要です。前段階とは、事前に世間話しができる関係を築いておくこと、最低限嫌われていないことです。返報性の原理を使う前に、普通にコミュニケーションがとれるくらいには相手との関係性を進めておくようにしましょう。
効果的な好意の伝え方は?
話しができるくらいの関係性が築けたあと、どのように好意を伝えていけばよいでしょうか。
実は伝え方にも注意点があり、重くならないよう伝えることが大切です。元々、好意を持っていない相手に重すぎる告白をされて引いてしまった体験はありませんか。相手に重さを感じさせないよう、フランクな伝え方がいいでしょう。
具体的には、「その服素敵ですね」とその人の持ち物について褒めることで、軽さを出せます。会話もはずみますし、自分のことをよく見ていてくれると相手は感じることができます。また、「〇〇なところがかっこいいですね」と性格を部分的に褒めるのも効果的です。もしかしたら自分に興味があるのかな、と相手は期待することができます。
これらの会話を少しずつ積み重ねていくことで、相手もあなたに好意を返したくなってきます。相手があなたを褒めてくれたときには素直に喜びましょう。このようなコミュニケーションを重ねていけば、返報性の原理が働いて、少しずつ相手もあなたに好意を持ってくれる可能性が高まっていくはずです。
返報性の原理を使って幸せになろう
返報性の原理について、理解できたでしょうか。好意を秘めていることはもったいないことです。
相手との関係性を進める中で、少しずつ、小出しにしながら好意をアピールしてみましょう。返報性の原理が働いて、相手からお返しの好意を受け取ることができ、幸せになれるかもしれません。