他人が何を考えているのか、心を読むことはできません。
ですが心理学を応用する事で、自分にプラスとなるよう動かすことはできます。近年恋愛心理学として、恋をする人たちに活用されるようになってきました。今回は、アンダードック効果について詳しくご紹介します。
アンダードック効果とは？
アンダードックとは、「負け犬」のことです。これだけではあまり良くないイメージですが、アンダードック効果は昔から効果的なアプローチとして、恋愛だけでなくマーケティングや日常会話でも多く活用されています。自分の悩みや困っていることを相談することで同情心を誘い、「守ってあげたい」「放っておけない」と思わせることができるテクニックです。相手の庇護欲（ひごよく）をかりたてることで、放っておけない存在として相手の心に印象付けることができます。少女漫画でもよくあるテクニックの１つです。
アンダードック効果の活用シーン
アンダードック効果は、注意して見渡すと様々なシーンで使われています。
発注数を間違えてしまって困っている、売り上げが伸びず困っている、大変な失敗をしてしまったなど、見知らぬ人に対してでも「大変そう」と思わせることで、手助けをしてもらうことが可能です。
そのため、マッチングアプリなどで知り合った方に対しても、自然に活用することができます！恋愛において、男性に過去の恋愛相談などをしているうちに仲良くなった、などの手法がとられることが多いです。何でも大丈夫、と自立した自分ばかりを演出するのではなく、時には自分の弱い部分を少しずつ晒すことで、相手の心を動かすことができます。
アンダードック効果を無意識で使える人もいれば、プライドが邪魔をしてなかなかうまく使えない人もいるでしょう。
弱さや欠点をすべて晒すのではなく、まずは簡単な相談から始めることで、相手は「その人が何を求めているか」を知ることもできます。その結果、相手はどうしたらよいのかという行動もとりやすく、頼られたうえ解決することができた、という相手の達成感にもつながります。そのためには、答えの出ない相談ではなく、ちょっとした問題を選ぶ必要があるのです。
恋愛テクニックの注意点
巷には様々な恋愛テクニックが溢れています。
それらを効果的に活用すれば、いわゆる「モテ」が手に入るでしょう。しかし、恋愛テクニックは沢山の指南本やコンテンツがあり、自分も知っているということは相手も知っていることになります。恋愛テクニックを片っ端から試すようなことをしてしまうと、相手にはあからさまに映ってしまいます。そのため、テクニックごとに効果的なシーンや、不自然ではない活用法、ここぞといったシーンでのテクニックを選びましょう。
アンダードック効果を活用してアピールしよう
数ある恋愛テクニックの中で、手軽で自然な活用ができるアンダードック効果。日頃から人に頼らず自立している方にとっては難しいかもしれませんが、むしろそんな方が活用すると、ギャップ効果もあり一層印象的に映ります。心から好きになれた人に、ここぞという時、自然にアピールしてみましょう。
